
月経前のイライラは隠された精神的な病気の可能性
このようなお悩みをこの記事で解決します。
わたしは大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルで21年パーソナルトレーニングを実施するトレーナーのtakです。
専門領域はホルモンバランスを整えるのを主のコンセプトに、内分泌腺の知識を得て女性の体調を快適にするパーソナルトレーニングをしています。
月経前にイライラするのはなぜなのか?
簡単にいうと、女性ホルモンが排卵期から月経前、月経前と血液内の濃度が大きく変化するからです。
それだけでも、月経前はイライラするのが自然ですが、あなたはイライラの度合いがかなりひどいのですよね。
月経前のイライラが強く出るのは、脳の神経伝達物質とホルモンのつながりが悪いことが出てるのかもしれません。
精神疾患ともいいますが、心療内科や精神科で受診するような精神的な病気です。
月経前のイライラでわかる精神的な病気を挙げますと、
- 大うつ病性障害(うつ病)
- 双極性障害(躁うつ病)
- パニック障害
- 統合失調症
- 境界性パーソナリテイ障害
です。
これらの病気があります。
病院でこのような病気を診断されても心配しなくて大丈夫です。
民間医療(メンタルトレーニング・パーソナルトレーニング・心理カウンセリング・コーチング・ヨガ)+西洋医学(抗うつ薬などの投薬)
民間医療と西洋医学を組み合わせると改善が早くなります。
環境から脳内の神経細胞とホルモンのバランスが学習されますので、環境か入る刺激を変化させると変化しバランスが整います。
将来への選択肢の絞り込み、対人関係の苦手さ、コミュニケーション障害などを抱えて生きにくかった部分があったとは思います。
月経前のひどいイライラで気づけたのが、これから先、生きていくのを見直せますので、快適な人生が待っています。
では、月経前のイライラで見つけられる精神的なイライラを見ていきましょう。
この記事を読んでわかること
- 月経前のイライラは精神的な病気の予兆
- 月経前のイライラでわかる脳内の神経伝達物質とホルモンのバランス
- 月経前のイライラが強いとホルモンバランスだけではない
月経前のイライラは他の精神的な病気「気分変調性障害」への悪化が多い
月経前のイライラがひどいのは、医学的な総称でPSDD(月経前不快気分障害)といいます。
PMDDは主にうつ病と同じ症状を挙げており、うつ病と同じ抗うつ薬を使用し改善させます。
月経前不快気分障害(PMDD)の治療はうつ病と同じ|オキシトシン分泌を増やし楽になろうの記事でオキシトシン分泌と抗うつ薬の組み合わせで改善させる内容で書いています。PMDDは知っておいてほしいので見ておいてくださいね。
月経前不快気分障害(PMDD)についての記事
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月経前不快気分障害(PMDD)の治療はうつ病と同じ|オキシトシン分泌を増やし楽になろう
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「月経の前だけうつ病になってしまう女性たち」の著者、東京女子医科大学東医療科・准教授の山田和男先生によると、PMDDの記事を雑誌に載せたところ、自称PMDDの患者がたくさん増えたそうです。
山田先生が診断すると、半分がPMDDで残り半分は精神疾患だったようです。
私は、これまでにいくつかの女性向け雑誌からPMDDに関する取材を受けましたが、雑誌が発売されるとまもなく、私の外来は自称PMDDの患者さんでいっぱいになります。しかし、これらの患者さんのうちで、ほんとうにPMDDである人は半分程度です。残りの半分は、PMDDではない精神疾患が月経の前に悪化しているパターンです。
参考文献:月経の前だけうつ病になってしまう女性たち|山田和男著
PMDDと気分変調性障害の症状の違い
PMDDと気分変調性障害の心の症状の違いにどんなものがあるのでしょうか?
気分変調性障害は、自分でも気づきにくく、程度の軽い抑うつ症状が2年以上にわたり、慢性的に続きます。
気分変調性障害の症状
- 気分が沈み、憂うつな状態がほとんど1日続く
- 好きだったことや興味をもてたことに意識が向かなくなる
- 何をするにもおっくうになる
- 気力がわかず、思考力、集中力、注意力、記憶力、判断力が低下、ミスや物忘れが増える
- ボーォっとすることが多くなる
- 笑顔が減り、何事にも自信がもてない
- ささいなことでイライラする
これらの症状が頻繁にあるなら、気分変調性障害が現われている可能性があります。
すべてとは言えませんが、あなた自身の現実世界を見る目が変わりますので、今自分に向き合ってみましょう。
気分変調性障害を精神医学では病態に分けています。
その部分を解説していきます。
大うつ病性障害(うつ病)
気分変調性障害がまだ軽い症状ですが、病態が重度になると、改善に時間がかかります。
大うつ病性障害は、精神医学の病名で、いわゆるこの症状がうつ病です。
大うつ病性障害(うつ病)は、精神医学で定めている基準は、抑うつ気分などの精神症状と不眠や食欲不振などの身体症状が2週間以上にわたる状態です。
気分変調性障害は自己申告になるため、診断が医師でも難しいですが、大うつ病性障害は身体症状が2週間以上連続で続く状態です。調子が良い日がたまにあるなら、医学的には大うつ病性障害にはならないです。
PMDDのうつ病の症状は月経前から月経が終わるまでに改善し、次の月経前まで気分の落ち込みはなくなります。
うつ病は気分変調性障害よりも、感覚的に重く、目の動きがうつろで、言葉がうまく出てこなくなる症状が出ます。
うつ病の精神症状は、「制止」で、すべての行動をストップさせる理由づけが出てきます。
制止が現れる症状は、脳の前頭前野で認識されるプログラムですので、自己認識があります。
うつ病をかかえる女性にヒアリングをすると、行動を制止しているのを認識しています。
うつ病のつらさは、自己認識があるため、自分が変わらないといけないとプレッシャーをかけるのに自分が変われないといった自己認識がうつ病を悪化させてしまうのです。
家事や仕事に時間がかかり、時間効率がとても悪くなるため、1日の流れをうまく作れなくなり、そこもストレスとなります。
*身体症状
口の渇き、便秘や下痢、腹部膨満感などの胃腸障害、頻脈(脈が速くなる)、血圧の変動異常(血圧の上がり下がりの変動が大きい)、性欲減退、頭痛、疲労感、倦怠感、手足の関節の痛みやしびれ*精神症状
抑うつ気分、病的不安、制止、希志念慮(きしねんりょ:死にたいと考えてる状態)自殺企図(きと)
非定型うつ病
身体症状や精神症状が2週間以上連続すると、大うつ病性障害(うつ病)と診断されますが、その症状のあてはまらないけど、うつ病の症状がある症状があります。
たとえば、何か良い出来事があると一時的によい気分になること、過食や体重増加、一日中眠くなる睡眠過多などの典型的なうつ病の症状とは異なります。
双極性障害(躁うつ病)
パニック障害
統合失調症
境界性パーソナリテイ障害
まとめ:女性なら誰でもストレスや自己イメージのゆがみから精神的な病気をもっている
月経前は女性の体内はバラバラにされるぐらいの変化が女性ホルモンを中心に起こります。
つまり、脳内で神経細胞やホルモンがバランスをうまく取り、正常な状態にする作業が必要です。
月経周期に応じて脳内ができればよいですけど、環境によるストレスで視床下部ー下垂体に負荷がかかっていると不具合が生じます。
月経前に起こやすい精神的な病気は、この記事に書いてきたように、
- 大うつ病性障害(うつ病)
- 双極性障害(躁うつ病)
- パニック障害
- 統合失調症
- 境界性パーソナリテイ障害
です。
そのときに、さまざまなホルモン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモン、セロトニン、ドーパミンなどが不足したり、過剰になったり、それによって正常な状態のなるまでに現実世界を生きる経験をしてきました。
その結果、自己像にゆがみが出たり、自己と他者の関係性がうまくできなくなったりする精神的な病気が隠されている場合があります。
よって、月経前のイライラがあるなら、精神的な病気の予兆かもしれないのを知っておいてください。
もし心療内科や精神科を受診し、精神疾患と診断されても西洋医学とメンタルトレーニングで心理的な治療とパーソナルトレーニングによって身体的な治療をすると完全に改善し、現実世界をまっすぐに見れるようになりますので、安心してくださいね。
キーワード:月経前 イライラ
タイトル:月経前のイライラは精神的な病気に悪化する前ぶれ|月経前はからだとこころを休めるのがベスト