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月経前不快気分障害(PMDD)の治療はうつ病と同じ|オキシトシン分泌を増やし楽になろう

月経前不快気分障害(PMDD)の治療

月経前不快気分障害(PMDD)の治療

月経前不快気分障害(PMDD)の治療は婦人科で処方された抗うつ薬をただ飲むだけで改善するのでしょうか?友人で月経前不快気分障害(PMDD)がひどい人がいて、抗うつ薬を3ヶ月飲み、抗うつ薬をやめたあと、生理前に関係なくうつ病にかかってしまいました。そんな事例を聞くと、抗うつ薬を飲むのが本当に良いのかなと悩んでしまいます。

このようなお悩みをこの記事では解説します。

わたしは女性限定で大阪を中心に自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを実施しますトレーナーのtakです。
専門領域は女性のホルモンで、内分泌腺の知識を得て、独学でホルモンバランスの調整方法を考え、パーソナルトレーニングに活かしています。

月経前不快気分障害(PMDD)でお悩みのあなたが治療をするには抗うつ薬でいいのか、ですよね。
月経前不快気分障害(PMDD)の治療で抗うつ薬を服用し、飲むのをやめたあとにうつ病にかかった実例を知っています。

月経前不快気分障害(PMDD)を医学的には生物学的治療(抗うつ薬)で脳内にアプローチしますが、わたしが考えるのは、身体的な治療を入れる必要があるとする見方です。

そこで、月経前不快気分障害(PMDD)の治療は、

  • 2ヶ月皮膚接触でオキシトシン分泌を増やしうつをできるだけ軽くする
  • 1ヶ月抗うつ薬を服用しセロトニン分泌を促す。改善したら抗うつ薬はやめる

この記事では、月経前不快気分障害(PMDD)の治療でオキシトシン分泌を皮膚接触で増やす考え方を解説します。

この記事を読んでわかること

  • 月経前不快気分障害(PMDD)の治療で有効な方法は抗うつ薬だけの頼らない
  • 月経前不快気分障害(PMDD)の治療は生物学的治療(抗うつ薬)だけでなく身体的治療を先に実施する
  • 月経前不快気分障害(PMDD)の治療は皮膚接触でオキシトシン分泌を促してうつを改善してから抗うつ薬を服用する

月経前不快気分障害(PMDD)の治療はうつ病と同じ

月経前不快気分障害(PMDD)の治療を医学的には、抗うつ薬を服用します。
抗うつ薬にもさまざまな強度がありますが、その中でも比較的強い作用のあるSSRIという選択的セロトニン再取り込み阻害薬を処方します。

月経前不快気分障害(PMDD)の治療で使用する薬は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬:selective-serotonin-reuptake-inhibior(SSRI)です。

月経前不快気分障害(PMDD)の治療で医学的には、SSRI以外を処方するケースもあります。
その際に処方される他の薬は、

  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬(精神安定剤)
  • 経口避妊薬(低用量ピル):ホルモン療法
  • 漢方薬

医学的にデータが出ており、SSRIが副作用がありますが、月経前不快気分障害(PMDD)の治療として効果があるとされています。

この考え方は心療内科で実施する精神医療ではなく生物学的治療を中心とする傾向があると思われます。
この記事のお悩みの当事者の女性もそうですが、わたしが見るパーソナルトレーニングの女性のお客さまにも、抗うつ薬のみの服用ではやめた後のうつ病にかかる実例がかなりあります。

SSRIで月経前不快気分障害(PMDD)の治療のすべてを依存するのはやめた方が良いとわたしは考えています。

ただ、月経前不快気分障害(PMDD)はうつ病と同じ脳内の病態がありますので、自然療法に頼るのも悪化させる原因となることもよく理解しています。

そこで実施してみたのが、最初の2ヶ月はSSRIを使用せず、皮膚接触でオキシトシン分泌をうながし、身体から神経伝達物質のバランスをオキシトシンで取っていく選択です。

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オキシトシン分泌を皮膚接触で増やし月経前不快気分障害(PMDD)を治療

オキシトシンは視床下部ー下垂体後葉で産生される下垂体後葉ホルモンです。

視床下部の視索上核、室傍核の神経細胞はオキシトシン(OT)とバゾプレシン(アルギニンバゾプレシン:AVP)を産生する。
これらのホルモンは長く伸びた軸索を通って下垂体後葉に貯蔵された後、血管に放出される

病気がみえるvol3:糖尿病・代謝・内分泌|メディックメディア社

オキシトシンは不足しても副作用のない不思議なホルモンです。

最近の世界的な研究で、オキシトシンは抗がん作用があり、体内の慢性疲労を回復させるホルモンといわれています。

オキシトシンは、わたしの記事を参考にしてくださいね。

オキシトシン分泌を増やすと、下垂体後葉から神経細胞と血液の両方に分泌され、全身の細胞を標的(ターゲット)にして作用します。

全身の細胞は、月経前不快気分障害(PMDD)でセロトニン分泌が不足し、運動を酸素を細胞外から取り入れて疲れきっていた状態を適切な酸素を取り込む運動に変えることができるのです。

この状態を改善しないうちに、SSRIを服用すると一時的にセロトニン分泌が増えますが、全身の細胞は受け取る準備ができていないので、セロトニン分泌が低下する結果となるのです。

SSRIで脳からセロトニン分泌を増やす→セロトニン分泌の命令で細胞からのフィードバックを待つ→細胞はセロトニン分泌不足で酸素を細胞外から取り入れる→細胞にセロトニンが入らない→細胞にセロトニンが増えていないシグナルが視床下部に伝達→セロトニン分泌をとめる

オキシトシン分泌で月経前不快気分障害(PMDD)を軽くして抗うつ薬を少量服用

オキシトシン分泌を促す身体的治療を実施し、その後の1ヶ月で抗うつ薬であるSSRIを服用すると、服用をやめた後もうつ病に悪化しませんでした。

SSRIはとてもきつい薬で副作用もありますので、月経前不快気分障害(PMDD)を抱える女性の悩みどころだったと思います。

民間医療(パーソナルトレーニング、フィットネス、ストレッチ、ヨガなど)+西洋医学(生物学的治療)の抗うつ薬を服用=副作用が最小限で改善しやすい

わたしの場合は視床下部ー下垂体後葉から分泌されるオキシトシンのメカニズムを活用しましたが、あなたに合う方法なら何でもいいです。

身体的に気持ち良くなれ、動きやすくなれる運動や感覚の要素が入っている活動がオススメです。
ヨガでも精神性よりはアクティブに身体を使うプログラムが月経前不快気分障害(PMDD)の治療には適してると考えた方がいいですね。

抗うつ剤であれば何でもよいというわけではなく、セロトニン再取り込み阻害薬という作用の強い抗うつ薬でなければ、PMDDに対して有効ではありません。また、精神科の治療というと、精神療法などを想像する人も多いと思いますが、PMDDに対しては、ほとんど効果がないことがわかっています。
参考文献:月経の前だけうつ病になってしまう女性たち|山田 和男著

まとめ:月経前不快気分障害(PMDD)の治療はオキシトシンと抗うつ薬

月経前不快気分障害(PMDD)の治療はセロトニン分泌が不足する脳に原因がありますので、医療機関では抗うつ薬の服用による生物学的治療が中心となります。

抗うつ薬を服用する前に、自らのホルモンの力で高めるだけ高めておき、残りの部分だけ抗うつ薬を服用する方法がからだに負担なく効果が持続します。

抗うつ薬を中心にした治療は、服用をやめたあとに月経前不快気分障害(PMDD)が再発するケースを何度も見ています。

月経前不快気分障害(PMDD)の治療で有効なのは、皮膚接触でオキシトシン分泌を増やすことです。

  • 2ヶ月オキシトシン分泌を皮膚接触で増やす
  • 1ヶ月で抗うつ薬を服用し効果が出たらそこでやめる

オキシトシンは視床下部ー下垂体後葉の伝達されるホルモンと神経伝達物質の両方の機能があります。

皮膚接触を繰り返すと皮膚内の毛細血管が収縮し、脊髄に伝達されたのち、視床下部ー下垂体を化学反応させ、オキシトシン分泌が始まります。

月経前不快気分障害(PMDD)の治療は、オキシトシン分泌と抗うつ薬を組み合わせです。

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たかひと |コンサルタントコーチ

大学生の20歳にパーソナルトレーナーで個人事業主に。そこからビジネスをスタート。大学卒業後も就職はせずそのままビジネスの世界に。トレーナーとしてマンツーマンで人のカラダを向き合うにつれ、ココロへの関わりの重要性に気づき、大学院で臨床心理士を取得。その後重度精神疾患病棟担当。そこで関わった患者さんに気づいた脳特有の動き。ココロが止まり、脳内の神経作用だけが暴走してしまう反応を見て、脳とココロを分ける体感が得られるようになった。 カウンセラー活動しながらリアルでビジネスを実施。2017年までに13事業を運営し総売上は15億円。しかし固定費をかけすぎて収益化が難しくなり38歳で全ビジネスをクローズに。そこから2年間無職時代を経て、2019年にコンサルティング事業をスタート。意識のつなぎ方を変える時間共有を生み出して乗り越えにくかったビジネスの壁をカンタンに越えられるようになった。 カウンセリングは25,000人以上。
コンサルティングは4,000人以上。

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