セロトニン ホルモンバランス

太陽の光で分泌されるセロトニンはメラトニンの材料|1日の調子を上げる覚醒を活性化

太陽の光で分泌されるセロトニンはメラトニンの材料

太陽の光で分泌されるセロトニンはメラトニンの材料

私は睡眠が浅くて、昼間に眠気が来てしまって、集中力がなくなる状態がよくあるんです。睡眠にはメラトニンホルモンが必要と知りました。メラトニンには、セロトニンが材料になると聞きましたが、このあたりの知識が知りたいので教えてもらいたいです。とにかく昼間に集中力がなくなるのが治って欲しいと思っています。教えてください。

このような「メラトニンはセロトニンが原料となる」の疑問をこの記事では解説します。

私は大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを21年実施するトレーナーのtakです。

都会の街では、24時間営業のコンビニやチェーン店の飲食店が並び、夜遅くても明るい環境に私たちは生きています。
そんな環境で生きると現代特有の睡眠と覚醒がうまくいかないで、仕事や趣味などの社会活動において集中力が長続きしないという事例を聞きます。

あなたも睡眠が浅く、昼間に集中力がなくなる現代人特有のお悩みを抱えているようです。

私も睡眠が浅くて、次の日1日集中力がもたず2年近く辛い経験をしました。
好きなことややりたいことがあるので、知識を集中してインプットしたいのにできないのは本当に時間がロスだったなと思ってました。

しかし、睡眠と覚醒のリズムは太陽の光に基づくセロトニンとメラトニンの分泌バランスで劇的に改善できるのです。

この記事では、太陽の光に反応するセロトニンとメラトニンを簡単にまとめ、知識を増やしてもらい、簡単にできる日常生活で心がける方法を書いています。

読んでもらえるだけで、昼間に集中力が落ちる原因とこれからできる改善を脳内のイメージだけで変化させることができます。

この記事を読んで分かること

  • 昼間に集中力がなくなるのは、セロトニンとメラトニンのリズムの乱れ
  • セロトニンはメラトニンの材料で、昼間の集中力改善には両方必要
  • 太陽の光を浴びるタイミングでセロトニンとメラトニンのリズムが整う

メラトニンがセロトニンから作られず昼間眠気が出る(悩み)

メラトニンがセロトニンから作られず眠気が出ている

メラトニンがセロトニンから作られず眠気が出ている

昼間眠気が出ると、自分で眠気を取るためにモチベーションを意識的に高めようとしても、睡眠・覚醒リズムに問題が症状として現われています。

睡眠不足から出る症状だと仮眠を取るとスッキリしますが、昼間に眠気が出るのは、睡眠・覚醒リズムに乱れがあります。

夢を追うあなた
睡眠不足と眠気って違うんだね
tak
眠気は無意識に覚醒が落ちて眠気が落ちる状態で、睡眠不足とは違う反応なんです

セロトニンがメラトニンを作り、昼間の眠気を取り良い睡眠を作る(解決)

セロトニンがメラトニンを作り眠気を解消

セロトニンがメラトニンを作り眠気を解消

仕事の休憩中にはオフィスから出て太陽の光を身体に浴びることで、睡眠・覚醒リズムを整えてくれるセロトニン分泌が促進され、昼間の眠気は改善できます。

意識的に朝から夕方にかけて身体を太陽に向けるようにすると、セロトニンが分泌されて、次の日から眠気が改善します。

夢を追うあなた
セロトニンで眠気が取れるの?
tak
そうです。セロトニンが不足するとメラトニンも減りますから、睡眠の質が悪くなるんです

セロトニン分子がメラトニンを合成する(理由)

セロトニンが分泌され酵素の作用でメラトニンが合成

セロトニンが分泌され酵素の作用でメラトニンが合成

昼間に眠気が出るのは、睡眠で十分に身体の疲労回復してスッキリさせるメラトニンというホルモン分泌が不足しているからです。

睡眠・覚醒リズムは、睡眠がメラトニンで覚醒がセロトニン。メラトニンはセロトニンが原料で作られるため、太陽の光に反応するセロトニン分泌を促進させることです。

夢を追うあなた
セロトニンは太陽の光に反応するんだね
tak
そうです。時間は短くて5分。長くて30分まででセロトニン分泌は促進されます。

メラトニンはトリプトファンから作られるセロトニンが材料(説明)

トリプトファン摂取でセロトニン合成

トリプトファン摂取でセロトニン合成

昼間の眠気を作らないような熟睡ができるには、睡眠ホルモンであるメラトニンが必須ですが、このホルモンはトリプトファンで構成された太陽の光に反応するセロトニン分泌が十分である必要があります。

メラトニンはセロトニンが合成される過程で、メラトニンに変換される特定の酵素によって作られます。

夢を追うあなた
メラトニンとセロトニンが同じなのがイメージができないな
tak
睡眠と覚醒はリズムなので、同じ原料でできているんです

セロトニンを日中十分に分泌させてメラトニンを作るには1日2回光を浴びる実践(具体例)

十分に睡眠リズムを伴った時間を得るためには、メラトニンの原料であるセロトニンを日中分泌させておく必要があります。

仕事をしているとビルの中にいる時間が長いので、朝会社に行く間と帰宅する帰りに空を感じてみると、セロトニンとメラトニンの分泌を促進してくれます。

夢を追うあなた
私はオフィスワークだから全然太陽の光を浴びないよ
tak
ビルの中でも窓側に行き太陽の光を5分浴びるだけでもセロトニン分泌させられますよ

仕事がある日は、朝会社に行く時間に太陽の光を少し浴びるぐらいしか時間がありませんが、会社に帰りの夕方に太陽が沈む時間帯に屋外を歩くこともメラトニンに良い作用を生みます。

まとめ:セロトニンがメラトニンを作り、良い睡眠を作る

睡眠が浅く、昼間眠気が来てしまうのは、セロトニン分泌が少なく、メラトニンの原料が不足するからです。

メラトニンは睡眠ホルモンと言われ、季節のリズム・睡眠・覚醒リズム・ホルモン分泌リズム・概日リズム(サーカディアンリズム)を調整する作用があります。

  • 季節のリズム
  • 睡眠・覚醒リズム
  • ホルモン分泌リズム
  • 概日リズム(サーカディアンリズム)

私たち人間の体調は、メラトニンに依存していると言ってもおかしくないほど、生得的に持つ自然に生まれるリズムを作り出しています。

メラトニンは、脳幹から分泌されるセロトニンが原料ですので、セロトニンが不足すると、メラトニンもうまく分泌されず、すっきりした睡眠が確保できません。

メラトニンは、松果体という約8mmほどの小さな細胞で分泌され、夜になって外界が暗くなると分泌が始まります。
メラトニンの原料となるセロトニンは、逆に太陽の光に反応するので、朝から日中がセロトニンで夜がメラトニンが交互に分泌します。

つまり、すっきりした睡眠で快適な体調になるには、朝に太陽の光を身体に浴びておくとセロトニンが十分に分泌されることで、メラトニンも十分に確保できるのです。

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たかひと |コンサルタントコーチ

大学生の20歳にパーソナルトレーナーで個人事業主に。そこからビジネスをスタート。大学卒業後も就職はせずそのままビジネスの世界に。トレーナーとしてマンツーマンで人のカラダを向き合うにつれ、ココロへの関わりの重要性に気づき、大学院で臨床心理士を取得。その後重度精神疾患病棟担当。そこで関わった患者さんに気づいた脳特有の動き。ココロが止まり、脳内の神経作用だけが暴走してしまう反応を見て、脳とココロを分ける体感が得られるようになった。 カウンセラー活動しながらリアルでビジネスを実施。2017年までに13事業を運営し総売上は15億円。しかし固定費をかけすぎて収益化が難しくなり38歳で全ビジネスをクローズに。そこから2年間無職時代を経て、2019年にコンサルティング事業をスタート。意識のつなぎ方を変える時間共有を生み出して乗り越えにくかったビジネスの壁をカンタンに越えられるようになった。 カウンセリングは25,000人以上。
コンサルティングは4,000人以上。

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