女性の病気 貧血

女性の体質によく起こる貧血とは?集中力や継続力がないのは赤血球を生み出す力だった

女性の体質に起こる貧血とは?

女性の体質に起こる貧血とは?

健康診断でいつも貧血と診断されますが、特に自分では自覚症状がないように思います。貧血とは、フラッとするイメージがありますが、毎回検査結果で貧血といわれるわりには、フラッとする症状がまったくありません。それでも貧血といえるのでしょうか?教えてください。

このようなお悩みをこの記事で解説します。

わたしは大阪を中心に女性限定、自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを実施するトレーナーのtakです。
わたしのパーソナルトレーナーの考え方は、女性の体質を根本的な取り組みによって改善し、人生を幸福にさせる事です。

健康診断でいつも貧血だと結果が出ているのですね。
貧血とは、ほぼ自覚症状はなく、赤血球数とヘモグロビン濃度の低下をいいます。

自覚症状がないから、これまでも自分は貧血だと思うことはなかったですよね。
でも、貧血は赤血球数が血液内に少ない状態ですので、すべての活動に影響が出ているのです。

  • 歩くのが遅い
  • 疲労回復が遅い
  • 脳の活動が弱いか遅い
  • 集中力、継続力、記憶力が苦手
  • 臨機応変ができない
  • 想像力が働かない
  • 他者の気持ちが感じ取れない

などが起こっています。

貧血であるあなたは少しはこれらに当てはまっていませんか?

自覚症状のない貧血ですので、今このタイミングでこの記事をみてもらい、考え直してみましょう。
貧血を改善すると、人生そのものを変化させられますので、ぜひ最後までお付き合いください。

この記事では、そもそもの「貧血とは?」を深められる内容に仕上げています。

この記事を読んでわかること

  • 貧血とは、赤血球数とヘモグロビン濃度の低下をいう
  • 貧血とは、骨髄の全能造血幹細胞が産生できないか分化できないかで起こる
  • 貧血とは、自覚症状がなくあらゆる活動のエネルギー不足を生じてしまう

女性の体質によく起こる貧血とは?

傾向として、男性より女性の方が貧血が起こりやすい体質で、貧血とは、病理学の定義では、循環中の血液内の赤血球数とヘモグロビン濃度が低下した状態をいいます。

貧血とは骨髄で作り出す赤血球がうまくいかなくなる症状

貧血とは骨髄で作り出す赤血球がうまくいかなくなる症状

貧血とは骨髄で作り出す赤血球がうまくいかなくなる症状

貧血とは、赤血球を生み出す何らかの要因から骨髄の造血幹細胞に由来します。

造血幹細胞は骨髄の中で血球をつくり出すもとになっている細胞です。血漿は、血液から血球を除いた液体成分です。造血幹細胞は骨髄の中で盛んに細胞分裂を行い、赤血球・白血球・血小板に成長します。造血幹細胞がさまざまな細胞に成長する過程を「分化」と呼びます。一方で造血幹細胞には、細胞分裂によって自らと同じ細胞をふやす能力もあり、これを「自己複製」と呼びます。このように造血幹細胞は、さまざまな細胞に「分化」できる性質と、「自己複製」によって増殖し数を維持できる性質とを兼ね備えています
参考記事:国立がん研究センター|造血幹細胞移植とは

国立がん研究センター

造血幹細胞についての少し難しい話をしていきますが、わかる範囲で想像してみてください。

赤血球を産生する骨髄の造血幹細胞は、血液を作り出す大きな塊があって、赤血球ができるには、細胞を分化する過程を経て、赤血球が作られます。

そのときに活用される血液成分は、インターロイキン3(IL-3)幹細胞因子(SCF)などのサイトカインの作用で赤血球を産生する細胞へと分化します。

骨髄の全能幹細胞をインターロイキン3(IL-3)や幹細胞因子(SCF)によって大きな塊を分化して小さくしていき赤血球となっていきます。

インターロイキン3(IL-3:Interleukin-3)とは?

インターロイキン3(IL-3:Interleukin-3)は、造血成長因子であり、初期の多分化造血前駆体の増殖、分化、および生存を促進します。特に、このサイトカインは、骨髄系前駆細胞の増殖および生存の刺激において重要な役割を果たします。IL-3は、様々な細胞活動(細胞増殖、分化、アポトーシスなど)に関与しています。IL-3は、神経栄養活性(neurotrophic activity)を有することが示されており、神経障害に関連する可能性が示唆されています。

幹細胞因子(SCF)とは?

幹細胞因子(SCF)は、線維芽細胞や内皮細胞によって作られるサイトカインです。SCFは、c-Kit(CD117)として知られる受容体に結合し、造血幹細胞の生存および維持に重要な役割を担っていると考えられています。
参考記事:コスモ・バイオ株式会社|ヒト IL-3 タンパク質

参考記事:コスモ・バイオ株式会社

全能幹細胞からインターロイキン3(IL-3)と幹細胞因子(SCF)の作用によって分化されたが何個かありますので、解説します。すべて横文字ですので、何を意味しているのか理解しずらいですが、記号として覚えてもらうのがよいかと思います。

burstforming unit-erythroid(BFU-E)
CFU-GM
CFU-Eo
CFU-Ba
CFU-Meg
burstforming unit-erythroid(BFU-E)は、赤血球系の前駆(ぜんく)細胞といわれ、さらに次の成分を活用して血液細胞を分化させます。
IL-3
IL-4
IL-9
GM-CSF

1番大きな塊が、骨髄の全能造血幹細胞でした。
全能造血幹細胞は、赤血球だけでなく、他の血液である白血球や血小板を生み出すことができます。

赤血球に変化するために、全能造血幹細胞は上記に書いたきっかけによって分化していきます。
赤血球に近づくには、さらに分化していく必要があるのですが、burstforming unit-erythroid(BFU-E)がIL-3、IL-4、IL-9、GM-CSFの作用からコロニー形成単位赤血球(colony forming unit-erythroid:CFU-E)となります。

さらに、分化が必要で、次はエリスロポエチンの作用によって前赤芽球となって、これが成熟するとともにしだいに細胞質でのヘモグロビン合成のスキルが増大して、次なる分化に進んでいきます。

前赤芽球(proery-throblast)→好塩基性赤芽球(basophilic erythroblast)多正染性赤芽球(polychro-erythroblast)→正染性赤芽球(orthochromatic erythroblast)へと分化し成熟します。

このような分化を経て、正染性赤芽球(orthochromatic erythroblast)から脱核(だっかく)をして網赤血球(reticulocyte)になって、ここまら2〜4日で赤血球になります。

貧血とは、この過程のどこかで分化する弱さがあることで、脱核できる状態まで分化できないか、網赤血球が赤血球になる過程がうまくいかないかです。

現代医学でも、この過程が個々の血液内で細かくどのように行なわれているか確認できる検査は今のところありません。

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貧血の原因とは?

貧血の原因とは?

貧血の原因とは?

貧血の原因とは、上記に書いた分化の過程で起こる不具合により、赤血球数や分化の過程で成熟していくヘモグロビンが少なくなることです。

その原因を医学では3つに分けて考えています。

  • 赤血球産生の低下
  • 赤血球破壊の亢進(こうしん)
  • 赤血球の体外への喪失

これまで書いてきた骨髄の全能造血幹細胞の能力(遺伝性による弱さ)、そこから分化する能力の低下、それにともなってヘモグロビン濃度の低下が、赤血球産生、赤血球破壊の亢進、赤血球の体外への喪失へと発展します。

立ちくらみなどの「フラッとする感覚」は、脳貧血をいわれ、一時的な血圧の変動によって、脳に供給される赤血球が減ると出てくる症状ですので、貧血とはいえません。

なので、貧血とは、長い年月をへて、赤血球に含まれる栄養成分も少なくなりますので、細胞の変異や細胞死(アポトーシス)が起こってしまいます。

よって、貧血は隠された病気の原因ですので、早いうちに貧血の体質は改善していくのが良いのです。

貧血の改善には、玄米の栄養成分が効果的で、玄米には細胞を再合成する栄養成分であるミネラルとビタミン、食物繊維が含まれています。

玄米を詳しく書いた記事、玄米とはどんなお米なのか?日本古来の食養生として摂取してきた玄米を知る玄米を2ヶ月食べるだけで生理不順が改善|玄米の栄養バランスのすごさがあります。また貧血改善のためにみておいてください。

赤血球産生の低下

赤血球破壊の亢進(こうしん)

赤血球の体外への喪失

まとめ:貧血とは、赤血球を生み出す力が弱くなるか、赤血球が何らかの原因で失われているか

男性より女性によく起こる貧血は、循環中の血液内の赤血球数とヘモグロビン濃度の低下が原因で起こる症状です。

血液検査をすると赤血球やヘモグロビン濃度の数値が基準値より低いことで知り、症状がほぼない場合もあります。
お風呂に浸かり、湯船から外に出るときに「フラッと」したり、長時間座っていて立つときに同じくフラッとする経験がありますが、これらはかならずしも貧血から起こる症状ではありません。

貧血は、症状がない隠された病気の原因や集中力や継続力を弱くする体質をつくります。
隠された体内の状態だから、これから何か良くない状態になってしまうのではないかと不安になってしまいますよね。

貧血とは、赤血球数が少ない場合だと、骨髄の赤血球を作る作用をもつ造血幹細胞またはそこから分化する段階に弱さがあります。
赤血球を産生するための材料がヘモグロビンですので、これが血液内に低い状態でしたら、赤血球を産生できないので、貧血となるのです。

赤血球を産生するには、骨髄で作られる全能造血幹細胞がインターロイキン(IL-3)と幹細胞因子(SCF)によって分化していき、最終的に網赤血球となり、そこから2〜4日をへて赤血球となっていきます。

前赤芽球(proery-throblast)→好塩基性赤芽球(basophilic erythroblast)多正染性赤芽球(polychro-erythroblast)→正染性赤芽球(orthochromatic erythroblast)へと分化し成熟します。

貧血とは、全能造血幹細胞が遺伝性による造血スキルに弱さか分化する過程における何らかに不具合かに関係します。

貧血は自覚症状がありませんので、血液検査で貧血と引っかかるのであれば、根本的な骨髄の力を作っていくしかありません。

よく聞かれている提案ではありますが、

  • 玄米を中心としたミネラルやビタミンを豊富に摂取する
  • 運動をして筋肉を適切な方法で収縮させて血液運搬のトレーニングを血管に与える
  • 睡眠リズムやホルモンバランスを整えるストレスマネジメント

を心がけるようにしてください。

貧血を改善すると、集中力や継続力が身につきますので、物事への取り組み方がまったく変わってきます。
つまり、生き方や人生が変わっていくのです。

貧血は医学的にも改善策がありませんので、わたしのようなパーソナルトレーナーに相談するのが良いと思っています。
お近くで活動するトレーナーを調べてみてくださいね。

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この記事のライター

感覚で身体を変化させるスキルを持つパーソナルトレーナーtak

パーソナルトレーナー歴;21年
運動しないで美しくなれる方法を研究
わたしのパーソナルを受けた女性は年齢不詳になると人気が出る
運動しなくても美しさが保てるように、皮膚接触で脳を修正し、免疫、循環から変化させるパーソナルトレーニングを実践。
趣味;読書(哲学書)街をウォーキング、温泉に入る
あなたに出会える日を楽しみにしています。
メンタルトレーナー兼パーソナルトレーナーtak

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たかひと |コンサルタントコーチ

大学生の20歳にパーソナルトレーナーで個人事業主に。そこからビジネスをスタート。大学卒業後も就職はせずそのままビジネスの世界に。トレーナーとしてマンツーマンで人のカラダを向き合うにつれ、ココロへの関わりの重要性に気づき、大学院で臨床心理士を取得。その後重度精神疾患病棟担当。そこで関わった患者さんに気づいた脳特有の動き。ココロが止まり、脳内の神経作用だけが暴走してしまう反応を見て、脳とココロを分ける体感が得られるようになった。 カウンセラー活動しながらリアルでビジネスを実施。2017年までに13事業を運営し総売上は15億円。しかし固定費をかけすぎて収益化が難しくなり38歳で全ビジネスをクローズに。そこから2年間無職時代を経て、2019年にコンサルティング事業をスタート。意識のつなぎ方を変える時間共有を生み出して乗り越えにくかったビジネスの壁をカンタンに越えられるようになった。 カウンセリングは25,000人以上。
コンサルティングは4,000人以上。

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