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原因不明の疲れは自律神経を乱す心の疲れだった|運動でからだから改善

自律神経乱れ改善 自律神経副交感神経高める

コアパーソナルトレーニングを自宅出張で行なっているtakです。

この記事では、こころの疲れがたまり、ストレスとなって自律神経が乱れ、日常的な行動の能率やペースが悪くなった症状が出たあなたに改善するコアの運動の考え方と簡単な方法を説明します。

日常的な行動がやりたくないって思うしんどさがあるなら、それは、自律神経の乱れから来る症状です。
いつもならできているのに、今日はなんとなくできない気がすることは、人間にとって危機状態であるといえます。何かすぐに解決できない大きな問題を抱える出来事よりも、日常的な行動がいつも通りできない方が、人は恐さを感じます。

朝起きて、いつもなら、ベッドからスッと起きれるのに、それが時間がかかり、なかなか起きれないとしたら、『今日、1日どうなるんだろう』って思ってしまいます。1日の行動は、そのほとんどがルーティーンワークで時間的な連続性をもちながら脳はプログラムします。少しでも、連続性がとぎれる現象が起きると、『あれ、どうなっているの?』って、連続性の保証がなくなるととてつもない不安が出てきます。

これらが、自律神経系の症状なのです。
ストレス社会で世の中は余裕がなくなっています。ネット社会が現状、主ですが、情報化はあなたにとって必ずしも、ポジティブであるとは限りません。情報化は、それに乗り遅れてはいけないというネガティブな観念も与えるのです。

このような、自律神経系の症状を抱えても、どうしていいか分からずに、不安を抱えたまま、そのまま放置する人も多くいるようです。
ほんとうに深刻な悩みになるまでに、あなたは一人で抱えてきて、症状が悪化し、そこからどうする方法も見つからなくなってしまっています。

このように日常的に行なっている行動がやりにくい症状というのは、長年の疲れからくる自律神経の乱れです。
このままでは、日常的に何もしたくなくなり、自律神経の乱れが改善しないと、うつ病や神経の病気に発展します。今のうちに改善させておきましょう。

こんな悩みを抱えているあなたに!

  • 疲れが取れなくて、仕事や家事、子育てが嫌になっている現実を改善したい。
  • 疲れの原因が分からなくて、病院に行った方がいいのか迷ってる人に。
  • 疲れによって、自分の精神的なレベルがネガティブになって、自分が嫌になりそうな人に。

この記事では、心の疲れが自律神経の乱れでからだに蓄積されている内容で書いています。

この記事を読むと、次のような真実が分かります。

疲れの原因は長年の心の疲れがからだに蓄積されていることを
毎日不快だった原因不明の疲れを改善し生きることを楽にするために
心の疲れをからだを意識する方法で改善

今感じる疲れは何年もかけて蓄積された心の疲れがからだに溜まっている

原因不明だったあなたが自覚している疲れは、心の疲れを長年蓄積によって起こっています。

心の疲れとは、どのようなタイプの疲れなのでしょうか?

心の疲れは、日常生活環境内に存在する、あなたに力ではどうにもならない対象によって受ける物理的な圧迫です。
つまり、仕事、人間関係、自分自身に成長など、あなたがすべて自分自身でコントロールできない要素が、望み通りに叶わなかったときに疲れが起こります。

心の疲れは、日常生活環境から受けるわけですので、一過性で消えるものではなく、日常生活空間に存在し続けるので、慢性的な疲れとなっていきます。

この心の疲れは、神経系に慢性的にストレスを与え続けているので、そのうち神経系以外にも循環系、免疫系などに影響を与えます。

神経系、循環系、免疫系はからだを健全に保つために細胞がまとまって組織化されているシステム。
なので、心の疲れが長年蓄積されていると、これらのシステムを乱し、人生を幸福にするためにもっとも重要な行動パフォーマンスを弱くします。

あなたが感じる原因不明の疲れは、心の疲れが脳を通じて、行動をコントロールする筋肉へのエネルギー不足によって起こっています。

エネルギー不足が起こる一連の流れは、次の通りです。

長年の心の疲れ蓄積→自律神経の乱れ(交感神経優位)→交感神経優位により心臓と肺に運動が増強→血圧上昇に伴い空気中の酸素摂取大→脳に活性酸素が蓄積→血液内の筋肉へのエネルギーグリコーゲンが消費→疲れを自覚

長年の心の疲れ蓄積

長年の心の疲れは、日常生活環境に原因が存在しています。

  • 就職・転職・仕事の成果
  • 親子・夫婦・仕事の先輩後輩など
  • 自分自身の人生ビジョンの成果

あなたが脳でこうなりたいと想像された願望が果たせないとその結果に失望し、ストレスとなります。
この感覚が、心の疲れの根本的な要素です。

自律神経の乱れ

心の疲れは、脳に心から発信される感覚を言語化されて伝達。
言語化された情報は、前頭前野の脳細胞である言語野に届き、そこから中脳と間脳に伝達され、自律神経系に到達します。

自律神経:視床下部ー下垂体前葉・後葉。言語野から受けたストレス情報が視床下部で下垂体を反応させる神経伝達物質やホルモンの前駆体を作動。下垂体はそれを受け、交感神経系のスイッチを入れていきます。

自律神経システムの視床下部ー下垂体を詳しく知りたい人は、ホルモンは標的器官の受容体だけ運ばれる|体内バランスをホルモンを高めるを見ておいてください。

自律神経に反応されたホルモンについての記事

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交感神経優位により心臓と肺の運動増強

ストレスを受けた視床下部ー下垂体はストレスに耐えるためのシステムに切り替えます。
これが自律神経が反応した交感神経優位な状態で、心臓と肺にメッセージを送り、ストレスに対応できるような体制を作ります。

心臓と肺はストレス物質を除去するために、血液量を増やす必要があると、遺伝的に知っているのです。
自律神経の交感神経の神経伝達には、心臓と肺の運動を高めるようにと遺伝子によるコードが刻まれてるのです。

心臓と肺はストレス反応の要請を受け、とりあえず心臓を強くたくさん収縮させ、肺は酸素摂取量を増やします。

血圧上昇に伴い空気中の酸素摂取大

交感神経は、血圧上昇させる体内環境を数時間継続します。

1度交感神経が優位な状態となると、自律神経は生きるためのシステムですので、数時間はそのまま保持されます。

例えば、仕事でストレスを受けていると、仕事が終わって会社を出ると解放されるのかというとそうではありません。
会社を出て環境がストレスのない状況であっても、交感神経が優位な状態は当分続きます。

血圧上昇は、空気中の酸素摂取量が増え、体内に酸素がたくさん入ってきます。
肺に入った酸素は、もともと決まっている酸素量に対する代謝システムでガス交換され二酸化炭素が排出されます。

でも、血圧上昇で酸素量を増やしても二酸化炭素にガス交換できないので、酸素量が増えたまま体内に保管します。

酸素量が増えると、酸素は血液内に入り、赤血球のヘモグロビンに入り、全身に運ばれます。

酸素が多いと、細胞にとって喜ばれる反応を示すのかというと、決してそうではありません。
たくさん息を吸い込んでも、余計苦しくなるように、酸素が多いからといってからだを良い状態にするわけではないのです。

酸素が多い血液は手先や足先などのからだの先端に運ばれると、血管に負担をかけるので老化現象を促進していきます。

脳に活性酸素が蓄積

酸素が増え血液内に代謝によって入り、ヘモグロビンで運搬された血液は当然脳にも運ばれます。

酸素が多い血液が脳に運ばれると、過剰に増えた酸素と酸素は分子同士は化合し、エネルギーを高めます。

高いエネルギー状態を活性酸素といい、人の体内の細胞がエネルギーに代謝できないレベルの高分子となります。
脳は活性酸素を、細胞を疲労困憊にさせ、全力で走り続けたときのような疲労を細胞を作ってしまいます。

血液内の筋肉のエネルギーグリコーゲンが活性酸素で消費→疲れを自覚

脳細胞が活性酸素で弱くなり、からだの手足などの末梢部位は酸素が多すぎて、血管に負担をかけます。
活性酸素は高分子なので、筋肉のエネルギーとなる血液内のグリコーゲンを消費します。

その結果、筋肉に必要なエネルギーが血液内に少なくなり、疲れを感じるようになります。

原因不明の疲れには自律神経系の慢性疲労と一過性の肉体疲労がある

あなたが抱えている疲れは、眠っても取れない種類の疲れです。
朝、起きてもスッキリしない疲れは、次の日もその次の日も蓄積され、疲れが慢性化します。

疲れには、二つの種類があります。

  • 肉体的疲労:いつもよりからだを活動させることで生まれた筋肉の疲れ。一時的な血液内の乳酸の増加
  • 精神的疲労:こころのストレスが原因で神経を通じた筋肉の過緊張や弱化を生む複合的な神経的な疲れ。活性酸素によるからだ内部で起こる酸化サビ

一つ目に挙げました肉体的疲労は、明らかに、普段やらない筋肉の活動が増えて生まれる筋肉の疲労です。いつもやらないスポーツをしたり、いつもは歩かない距離を歩くことで生まれる疲れです。これは、何日か経てば、血液内の乳酸は自然に代謝によって流れ出されます。

この記事で扱うのは、二つ目の精神的疲労です。肉体的疲労は原因がわかっていますが、精神的疲労は、原因不明の疲労です。からだの症状を細かく見つめると、原因らしきことが見つけられることがありますが、自分ではほぼ気づけないものです。

精神的疲労の発生経路は、毎日行なっているルーティーンワークからきます。その例は、仕事、家事、子育てなどです。これらの活動は、同じことを繰り返し、単調であることに、時間に追われるという要素が加わり、ストレスに発展します。

そして、これらは、今始まったわけではなく、何年もかけて行なってきていることで、これからもまだまだ続くであろう活動であるというものです。
この事態に、あなたの脳はストレスを感じ、危機意識を高め、それが神経を通し、全身に与える感覚の変容に打ち合わせを始めます。

最初は、こころを通じた疲れだけだったのです。仕事や家事、子育てを始めた頃は、まだこれからどうなるのかわからない段階ですので、1日の疲れは1日で改善されます。まだ慣れない時期ですので、肉体的疲労である筋肉の中の血液に溜まる乳酸から疲労を感じて、眠ればそれが除去されます。それぐらいで済んでいたのです。

これが、長年になると、最初と勝手がまったく違ってきます。活動に慣れてくると、肉体的疲労はほとんどなくなっていきます。今度出てくるのは、毎日同じことを繰り返しているという単調さが楽しさのような快刺激から楽しくない不快刺激に変わっていきます。ここまでくると、脳の神経を通り、毎日行なう活動を拒否する逃避したいからだの原始的反応が出るのです。

神経は脳の中の各細胞の運営にかかわりますので、どのように生きようか、となることにまで関与します。これは、脳の反応では、『この活動をやっていくべきなのか、やめるべきなのか』となるルーティーンワークを壊す作用へまで発展していくのです。

しかし、あなたもよくお分かりのように、仕事や家事、子育ては途中でやめられますか?
それは、不可能なことですよね。
これらは、生きるために、やめるわけにいかない。どれだけ、しんどいときでも、やらないといけません。
この本質的なぶつかり合いが、ストレスとなり、肉体的疲労の境界線を越え、精神的疲労に入ることに変化しました。

不可能であることもわかりながら、脳は単調さによって楽しくないと、不快刺激を発生させているので、これは生体的反応で、脳の中で『やるべきか、やめるべきか』での二つの反対の勢力がぶつかりあっているのです。

このストレスは、自律神経に伝達され、不快刺激であるストレスは、逃避させる準備をからだに起こす計画が始まります。これは、あなたがやっているというよりも、脳と自律神経とからだがもはや勝手にやっているような反応であるのです。
疲労の二つの項目の最初の肉体的疲労と違っているのが、あなたがやっているのではなく、勝手に疲労が溜まってる感覚があるから、何やらおそろしいのではないの、と『恐い』、『大丈夫?』って思う意識まで高まるのです。

あなたが抱えている取れない疲れは、自律神経からきます。やりたくないけど、やらないといけないという毎日の活動から生まれます。神経は何度も繰り返されると、刺激の頻度が高く、学習する機能が発揮され、それらを覚えます。

自律神経は、神経ですので、入ってきた刺激を覚えます。覚えるのは、不快刺激としてです。逃避反対は、筋肉の緊張を自律神経の交感神経が筋肉に送ります。『今すぐ逃げろ』サインです。筋肉は神経から強い緊張を指示されますが、あなたはここから逃げるわけにいきません。

精神的疲労は、今まで挙げました自分でもどうしていいのかわからない疲労感を感じてしまうため、どうしていいのか、分からなくなります。あなたが抱えている症状をまとめますと、こころの疲れが発展して、自律神経を通じ、交感神経から筋肉の緊張が高くなった症状で、こころの疲れをからだで疲労感を感じています。

疲れが自覚される症状のほとんどが自律神経からくるものだと思ってください。一過性の筋肉の疲労と明らかに違いますから分かると思います。眠っても疲れが取れないと、おかしいなって思えます。筋肉の緊張が自律神経から起きています。筋肉に出ているんだから、筋肉にマッサージ、ストレッチ、運動をしても改善しません。自律神経を改善させるような刺激が必要です。むしろ、疲れが取れないときの運動は余計に疲れさせますので、気をつけてくださいね。

心の疲れは自律神経の乱れでからだに症状がでる

疲れが何日も取れないなら、それは自律神経の乱れによるものです。自律神経は脳の中心から神経の枝が開始され、脊髄を通り、その脊髄の側に位置する節(せつ)という神経の枝が集合するところから各臓器につながっています。

この自律神経からくる疲れは自覚症状の初期段階は、筋肉の硬さや動きにくさが出ます。さらに改善せず、放置しておくと、内臓につながる神経が強い緊張を作り出します。
そうなると、筋肉の疲れは感じなくなります。この反応は、神経の感覚が起こす特有のもので、識別する機能といいます。筋肉に疲れによる違和感より、内臓の緊張が高くなる方が、疲れの不快刺激は大きく、自覚症状も強くなるのです。

確認しておきますが、最初はルーティーンワークによるストレスだったのですよ。しかも、振り返ると、そのストレスもそんなたいそうな出来事でなく、『これから先も同じことを繰り返すのしんどいな』って思ったきっかけからです。
逃避反応と、現実とのぶつかり。自律神経は逃避させようとするけど、それが許されず、そのままやり続けないといけない立ち往生。そして、脳は学習機能があることで、自律神経の交感神経が学習したというのが一連の流れです。

あなたが抱えている疲れは、こころからきていることは、忘れずに知っておいてくださいね。これから先、また同じ状態が出てきたときに、自分を振り返る適切なサインとなれますから。

それが、今は慢性化し、こころからからだに変容されました。それが、筋肉の緊張と内臓の機能低下です。
筋肉は前章でお話しましたが、内臓についてはこれからお話します。

自律神経で内臓に影響が出るのは、副腎皮質によりアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌される対象の臓器です。
そのうち胃や腸、肝臓、腎臓、卵巣、子宮、膀胱などです。

こころの疲れがからだに変容し、自律神経が脊髄を通じて内臓の緊張を高めるのが一つ、交感神経がホルモン系の副腎皮質を刺激しアドレナリンなどを内臓に伝達する二つのストレスが生まれる。

内臓の症状まで発展すると、何もしたくなくなります。食欲はなくなるか、抑えられないぐらい食べすぎるか、便秘が続くと思ったら、次は下痢が続いたりして、安定しません。つまり、体調が悪い状態といえます。こうなると活動レベルがかなり落ちているので、何をやっても成果が生まれません。与えられる仕事に依存し、自分から提案することなどありえないからだの状態です。

イライラし、食事、お菓子、お酒、スマホやゲーム依存になったり、特定の人とばかり付き合ったり、逆に誰とも付き合わなくなったり、一つの環境で収まらず、仕事を転々としたり。これらの反応は、自律神経の乱れで、筋肉から内臓の緊張が高まっているからといえます。

内臓が緊張すると、内臓が硬い状態です。これでは機能が低下するので、ストレスによってすぐに緊張のシグナルが内臓から脳に伝えられます。すると、悪循環ですが、脳はさらに副腎皮質に指令を送り、全身にアドレナリンを大量放出しよう、と反応するのです。

筋肉や内臓の硬さをBCC理論に基づいたコアパーソナルトレーニングでたった7回のセッションで改善したい方がおられましたら、次の記事をお読みくださいね。

女性美しく コアパーソナルトレーニング BCC理論
Beauty-Core-Concept

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人生まで大きな影響を与えてしまう自律神経の乱れです。
このような症状は病気として、認定されていませんので、次の章で説明しますが、病院に行っても治してくれません。これは、症状を抱えたあなたは辛いものです。調子が悪いのに原因が特定されないと、とても不安な気持ちを抱えます。

私の記事を読んで頂くとわかりますが、生きることの細かい生活まで『やる気が出ない』『結果がついて来ない』『何もしたくない』など、まさかこの症状が、自律神経の乱れからきていたとは思いもよらなかったのではないでしょうか。
おそらく、あなたは自分の性格や才能がそのような行動に影響が出るような内面性になっていたと思っていたでしょう。

重要ですので再度説明しますと、生活面に及ぶ症状は、ルーティーンワークから起こりました。仕事や家事、子育てからと言いましたが、学生の頃の学校の授業で起こっていることも想定されますね。現代になるほど、教育も含めて道徳的に人間としてやるべき作業がルーティーンワークになってきています。
優等な人間を増やしたことは良い面なのかもしれませんが、その反面、私がお話したような自律神経の乱れが、人間がもともと持つ欲求や感情から生きるエネルギーが出せないというネガティブな部分が目立ってきています。

心の疲れで乱れた自律神経は病院に行っても治らない。からだから調整しよう

これまでの記事で確認したのが、あなたが抱えている症状が自律神経からきていることでした。実際、筋肉の緊張は筋肉のこわばりを作り、違和感や痛みを起こします。すると、気になって、整形外科に行く方もいらっしゃいますが、病院で検査しても異常な結果は出てきません。

または、内臓の調子が悪いと思って内科に行く、こころの病気かなと思って心療内科に行く。自律神経の乱れは、病気とは認められていません。医者はこれらの症状に対応する診断方法は持っていないのです。病院に行かれた方は、何も手立てがないと思って、落ち込んでしまったかもしれませんが、その心配はありません。

今まで、この記事に書いた言葉を見返してください。発生源は、ルーティーンワークによるストレスからでしたね。『こんな単調なことをこれからも続けないといけないの』という小さなストレスが出て、そこから『でも、これらをやめるわけにいかない』とやり続けないといけなかった経験が神経を通して、脳に入っていったことから、自律神経まで変調を起こしました。

自律神経の乱れは、自分で調整する以外、選択肢はありません。
筋肉や内臓に直接働きかける実践では効果が出にくいです。筋肉や内臓から神経に通じさせる実践は、他者からインプットしなければ入りません。自分でできる神経に刺激を与える実践で、自律神経に反応させていきます。

それでは、メンタルから入っていく方法を説明します。
ルーティーンワークをいい加減にしようと思ってみることです。

ルーティーンワークは適当に

自律神経が乱れやすい方に見られる傾向が、完璧主義な性質を持っているということです。特に結果が良く分かるのが、ルーティーンワークです。仕事を手を抜けば、自分の影響で、他の人に迷惑がかかることになると思って、完璧に仕上げようとするような仕事をすると、ストレスとなります。もう少し適当にやろうとしてください。適当というのは、ミスをワザとするような仕事をするというのではけっしてありません。

100の力でも仕事を完成させられるあなたは、80の力でも同じ完成のゴールに到達できます。100の力で5分で終わるとしたら、80の力で8分かければいいんです。あなたが思っているよりも、仕事はそれほど深刻な状況でないことが多いものです。

アフターに予定を入れすぎない

この提案もあなたにとって重要です。生きることを考えると、時間は限られています。その中で何をするのが本質なのかは、哲学的な分野ですが、この場をおかりして簡単に説明します。

自律神経の乱れが出ているのは、ルーティーンワークのストレスからきていると説明したように、そこに意識を向けても生きることにはあまり価値がありません。学校、仕事、家事、子育ては、あなたが生きていくうえで、すべてがなくせないものです。ただ、これらは絶対条件ではありません。当たり前の要素ですので、簡単に、80%の出来映えぐらいでやるのが適当だと思われます。残った20%のエネルギーの余りは、あなたにとって生きるとは何を求めているのか、というような根源的な問いをいれるべきなのです。

そのために、アフターでは自分の時間をたっぷりと取るようにしましょう。生きるのは、他者とではなく、あなたという自分に芯がなければ、何も始まらないでしょう。私も含めて、現代人は、弱さを抱えています。それは、高度なシステムが発達しているおかげで、便利になりすぎているからです。便利を覚えたあなたは、手間をかけるという日常に苦痛を感じるのです。

これは、自律神経の乱れで発生する生活のしんどさがルーティーンワークからくることに関連しています。手間をかけるのが、もう今の生活習慣では苦痛となり、ストレスです。あなたはそこから、自律神経が乱れました。これは、環境からくる因子でありますので、あなた一人では止められません。

よって、自律神経の乱れは現代という便利さが主で動いている現代特有の症状です。あなた自身で予防することで、生活にゆとりが出て、こころに余裕が出るようにするのが必須ですね。

予定をあまり入れすぎないようにしましょう。現代人は他者の影響下で生きています。SNSなどもそうですよね。休みの日は、自分一人の時間を作り、ゆっくりしてください。自律神経の乱れが出ていると、交感神経が優位な状態で、闘争や逃避ができる筋肉の緊張が高い身体機能です。ゆっくりすると、からだの違和感が増したり、より感じたりするとは思いますが、そこも気にしないでください。実生活で、調整することが、自律神経の乱れに一番適切です。

テレビを見ないようにする

これは、私自身で実践しています。効果が絶大です。家に帰ると、すぐにテレビをつけるのが、習慣となっている方が多いです。静かな部屋より、音と映像があると、寂しさが癒される気がするのもよくわかります。しかし、テレビは時間を快適にさせる反面、いつも情報が外から入るので、自分を見つめる意識より、他者がどう見ているのかの意識が中心です。これは、自律神経の交感神経の作用そのものです。つまり、テレビをつけると、自律神経は乱れやすいということにつながります。

いつもならテレビをつけている時間に消すと、それだけで、いつもと違う環境となり、あなたの自律神経が調整してくれます。
自律神経というのは、自分の意識では関われない神経ですが、変化に対してとても反応がいいのです。テレビを消すということだけで、あなたの自律神経の乱れは改善する機会を得ます。

今日から、自律神経の乱れを改善で簡単にできるのがテレビを消すことです。
ぜひ、やってみてくださいね。

食事の回数を減らす。オススメは1日、1食を

これも私が実践する方法です。

日曜日以外は、1日1食で済ませます。これは、胃腸を休ませるためで、自律神経の調整ができます。
1食は朝、昼は抜き、夜に食事を当てます。今での常識ですと、夜食べることは、太りやすいし、消化が悪く、あまり良くないと言われていました。

しかし、私が考えるのは、食事の後は、からだの運動をさせなければ、筋肉に回る血液を抑制し、胃腸に血液を集中できるというものです。朝や昼に食べると、すぐに1日の活動が始まりますので、どうしてもからだを使わないといけません。このような事情から、胃腸に血液を集めることが難しく、消化不良を起こします。胃腸に負担を予防することで、自律神経の乱れの改善につながるでしょう。

自律神経の乱れを改善するには、姿勢を意識しコアを使った日常動作をする

最後に、コアの使い方が自律神経の乱れの改善には、有効である説明をします。

コアとは、お腹や背骨周りの小さな筋肉です。体幹(たいかん)と言われる筋肉ですね。からだを動かすために、これらの筋肉が先行して働かないといけません。

このコアの筋肉は、発達時に手足をバタバタさせたり、寝返りをしたりなどの運動をして、筋肉の使い方を学習してきました。
それ以来、そういった運動は、発達段階を終えてから、一度もやってきていません。当然、大人ですから、すべての運動はできるのですが、細かい発達時で行なった運動はやりませんよね。

大人は、すべての運動がコアを使わなくても動けます。アウターマッスルという大きな筋肉があるからです。コアを抜いて、姿勢を崩して、日常動作をします。そのような動作を繰り返すと、どんどんコアが抜けてきます。

すると、コアの筋肉が働いた感覚が脳に伝わらなくなります。コアが抜けたまま動作をするからです。筋肉は収縮という運動が感覚を作り、脊髄という途中経路を通って、脳に伝達されます。

このコアを使うことで、自律神経の乱れを改善できるのです。
その理由は、

  • コアは骨盤を安定させ、からだの状態を感覚でたくさん伝えることができる。
  • コアは骨盤周囲に内蔵される胃腸、子宮、卵巣、腎臓などの位置を整えてくれる。

からだが安定すると、重心が取りやすく、たくさんの筋肉が使われます。使った分、それだけの筋肉からの感覚が脳に入るのです。その入ったところが自律神経の源で、感覚がたくさん入ると、自律神経に運動を起き、自律神経が調整されます。

コアが使えるようになりましょう。その方法を簡単に説明します。

仰向けになって、両手、両足を伸ばす

朝起きたときに、ベッドで行なってもいいでしょう。骨盤の幅よりも広げたところで伸ばします。
コアが骨盤の中心で伸ばされるように働きます。

慣れてきたら、右手と左足、左手と右足を伸ばしてください。これは、斜めにつくお腹の筋肉の腹斜筋が働きます。

仰向けでからだを静かにし、鼻から肋骨、背骨の間の呼吸の動きを感じ取る

意識して呼吸をするのではなく、こうした今でも呼吸の運動が行なわれていますが、その運動の感覚を感じ取ります。
からだを動かさず、仰向けで、静かにしてみてください。
鼻のあたりで空気が入っていく感覚がわかりやすいです。それを追いかけていくと、背骨や肋骨が動くのが、わかってきます。

呼吸は運動の中でも小さな運動ですが、リズミカルに生きている限り、続きます。
小さな運動を感じると、感覚が磨かれます。感覚を磨くと、他のことをしていても、無意識に感覚がからだを追いかけてくれます。感覚が脳に入ると、自律神経を調整してくれるため、自律神経の症状を改善するチャンスを生みます。

立った姿勢で、まっすぐ首を引き上げ、骨盤を左右のスライドさせる

立つことは、二足直立を獲得した人間にとって一番コアが働きやすい姿勢です。
その機能を生かし、立った状態で、首をまっすぐ真上に引き上げます。すると、コアがおへその方向に集まるような感覚が得られます。

そこから、骨盤を左右に動けるところまで、横に動かしてください。
首の位置は変えないで、骨盤だけを左右にスライドさせます。

まとめ;原因不明の疲れは心に疲れで自律神経の乱れだった

休みの日にリラックスしたつもりでも、全然疲れが取れなかった原因不明の疲れは、心に長年蓄積された疲れでした。

心の疲れは脳へのストレスを強め、時間が経過するにつれ、自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが調整できなくなります。

ストレスに反応し、自律神経は交感神経にスイッチをどんどん入れ、血圧上昇、心臓からの拍出量を増やします。
その結果、心臓と肺はたくさんの運動を行なうようにと神経伝達を受け、酸素を必要以上に取り込みます。

酸素が肺を通じて、体内に取り込まれ、赤血球の成分であるヘモグロビンで酸素は全身に運ばれます。

酸素が増えると、特に脳細胞は活性酸素というヘモグロビンが酸化された物質に変わります。
活性酸素が増えると、筋肉への血液成分の糖質が分解されたグリコーゲンが消費され、エネルギー不足に。

長年の心の疲れ蓄積→自律神経の乱れ(交感神経優位)→交感神経優位により心臓と肺に運動が増強→血圧上昇に伴い空気中の酸素摂取大→脳に活性酸素が蓄積→筋肉へのグリコーゲンが消費→疲れを自覚

自律神経の乱れについて説明させてもらいました。いかがでしたでしょうか?

自律神経の乱れを改善で、自分でやれることを探せば、日常でからだを無視して行動しているな、というのがよくわかってきます。

どうして自律神経が乱れるのかというと、自分のからだの感覚に気づけないところから起こります。
仕事、家事、子育ては生きるために、必須ですが、それがスムーズに行えるためにも、からだの調子が良くないとできません。

私もそうですが、自分の体調については、とても細かく考えています。体調が悪いと、前向きに考えられなくなり、自分に対して否定的になります。そうやって、自律神経の乱れは悪化の一途をたどります。

自律神経が乱れているなと、私の記事を読んで分かって頂いたなら、自分のからだを大切にしようと、思い返してください。
生きることの基礎は、からだの状態が適切であるというのが、絶対必要です。

生活を見直し、自分のからだに感覚がいつもあるような生活を送っていってくださいね。

私は、自分で立ち上げた女性のからだは美しく、運動は楽しく、人生は快適にとコンセプトにコアパーソナルトレーニングをしています。私が20年、磨き続けた知識と技能で、あなたの自律神経の乱れを7回のセッションで改善させていきます。受けて頂きた方は、からだが今までと全然違うといった感想を頂いています。からだを変えるには、今しかありません。ぜひ、ご連絡くださいね。

  • この記事を書いた人
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たかひと |コンサルタントコーチ

大学生の20歳にパーソナルトレーナーで個人事業主に。そこからビジネスをスタート。大学卒業後も就職はせずそのままビジネスの世界に。トレーナーとしてマンツーマンで人のカラダを向き合うにつれ、ココロへの関わりの重要性に気づき、大学院で臨床心理士を取得。その後重度精神疾患病棟担当。そこで関わった患者さんに気づいた脳特有の動き。ココロが止まり、脳内の神経作用だけが暴走してしまう反応を見て、脳とココロを分ける体感が得られるようになった。 カウンセラー活動しながらリアルでビジネスを実施。2017年までに13事業を運営し総売上は15億円。しかし固定費をかけすぎて収益化が難しくなり38歳で全ビジネスをクローズに。そこから2年間無職時代を経て、2019年にコンサルティング事業をスタート。意識のつなぎ方を変える時間共有を生み出して乗り越えにくかったビジネスの壁をカンタンに越えられるようになった。 カウンセリングは25,000人以上。
コンサルティングは4,000人以上。

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