このような「眼精疲労が原因の歯痛」のお悩みをこの記事では解説します。
私は大阪を中心に女性限定で自宅出張スタイルでパーソナルトレーニングを21年実施するトレーナーのtakです。
病院で受診しても明確に原因不明の症状が増えていて、虫歯ではないのに歯が痛くなってしまう歯痛もその1つです。
病院で異常がなくても、歯痛が現状現れているわけなので、ここで原因を見つめていけば、病気予防になるので、いずて辛い経験をしなくて済みます。
あなたが抱えているお悩みは、デザインの仕事をされ、1日中パソコンを使っていると原因不明の歯痛が起こります。
私も再起ほぼ1日中パソコンを使って作業をしていると、疲れてくると歯の奥が痛くなってきますので、その辛さはとてもよく分かります。
しかし、歯痛だからと言って虫歯になっているのではなく、パソコンの使い過ぎが原因で目の疲れからきているのです。
この記事では、歯痛が目の使い過ぎで疲れる眼精疲労からきている体内での関係性を分かりやすく説いていきます。
自分の身体がどのような細胞同士の作用によって眼精疲労と歯痛が起きているのかが脳で認識されると、自然に人の神経系は自己修正してくれます。
脳科学のメカニズムに基づいて文章構成されていますので、見るだけで脳にインプットされた後、行動としてアウトプットできるように書かれています。ぜひ最後まで見てくださいね。
この記事を読んで分かること
- パソコンの使い過ぎで虫歯でないのに歯痛が現われる場合がある
- 目の使い過ぎで焦点が合わず、姿勢が崩れて眼精疲労が出る
- パソコンを見る姿勢で首と肩に負担がかかり眼精疲労が出る
【 眼精疲労で歯痛 】仕事でパソコンをし続けると歯が痛くなる(悩み)
仕事でパソコンをし続けると、虫歯ではないのに、歯痛で手を当てないと痛みに堪えられないぐらい症状がきついという症例があります。
仕事でパソコンを長時間続けると、虫歯とはまた全然違う歯痛が発生し、人々を悩ませます。
気づかない間に虫歯に侵されていたって事もありますが、この症例の女性は毎月歯の検診を受けていましたので、虫歯はないと診断されていました。
仕事中に感じた歯痛は虫歯ではないと考えられますので、虫歯以外で歯痛があるなんて、何が原因なのかという思いになってしまいます。
歯科学では、虫歯の段階は3段階を想定していますので、下記に挙げておきます。
虫歯の症状とあなたの歯痛は違っているのがよく分かるはずです。
冷たいものがしみる
甘いものがしみる
ズキズキする虫歯レベル中度
激しい痛み
夜寝ようとしたら痛い
痛み止め効かないぐらい痛い虫歯レベル重度
耐え難い痛みが消える(神経が壊疽)
虫歯の歯痛は、冷たいものや甘いものを摂取すると痛みが現れますので、あなたが抱えているパソコン作業を長時間継続しての歯痛とはどこか違っていますよね。
虫歯の歯に触れないと痛いわけではなく、ただ座って同じ姿勢を長時間続けることで痛みが出ています。
少し想像して頂くと虫歯でないなら、あなたが経験している歯痛は、血管や神経に関係する症状かもしれません。
あなたが経験した歯痛が虫歯でないのに痛みが出ているように、人の身体は総合的に診ていく総合医療が世界中で求められ発展してきています。
残念なことに日本では医療保険内で診察をし、歯痛が出ていると痛みが出ている歯の部分しか診ない病院も多く存在します。
欧米では未病と言われる人間の身体を病前、病後、予防という段階を作り、診察するのが当たり前になってきています。
日本では、私のようなパーソナルトレーナーが未病を担う存在になりつつあります。
まだまだ始まったばかりですけどね。
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では、歯痛が虫歯でないと分かったところで、次に虫歯でない歯痛がどのような原因から引き起こされているのかを見ていきましょう。
目の使い過ぎで眼精疲労が原因で歯痛が起こっている(解決)
長時間のパソコン作業での目の使い過ぎが長い期間で行なわれた結果、座り姿勢が崩れ、眼精疲労が原因によって歯痛が起こります。
眼精疲労は目にかすみやだるさの症状。見えにくさから目を対象に近づけることで、首の筋肉に強い緊張を作り、負担がかかります。
一晩眠れば改善する目の疲れは、眼疲労といい、一過性の症状ですので、眼精疲労とは言いません。
眼精疲労とは、一過性ではなく、パソコン作業を終えた後も、目に疲れを感じる、目が見えにくいなどの症状が続く状態を言います。
あなたはすでに眼精疲労を抱えているのが分かっていますけど、ここで眼精疲労のセルフチェックをしていきます。
眼精疲労のセルフチェック
- 目の奥が痛い
- 目の奥が熱い
- 目がかすむ
- 目が疲れる
- まぶたが痙攣する
- 目が乾燥する
- ものが見えにく
- 涙が出やすい
- 頭痛が起こる
- 急にどこを見ていたのか分からなくなる
これらの症状に当てはめると眼精疲労の疑いがあります。
中には、脳から来ている症状のケースもありますので、異常に痛みや違和感があるときは、医療機関に相談するようにしましょう。
眼精疲労は目の使い過ぎから来ているのがお分かり頂けると思いますが、そこからどうして歯痛が現れるの?と考えますよね。
次の章で詳しく見ていきますが、目の疲れによって目の機能が低下し、視力低下や焦点が合わないという症状が出てきます。
目が見えにくいと、あなたはどのような行為をしたくなりますか?
私なら、目が見えにくいと、目を抑えて刺激を与えたり、目をパチパチしたり、見なければいけない対象に顔を近づけるなどをします。
最近の世の中の風潮だと、感染症予防で手についたウイルスが目、鼻、口に手を当てることで体内に入り、肺炎に発展すると言われています。
眼精疲労で目の機能低下が起きている人は目を触る習性が身についているので、気をつけないといけませんよね。
眼精疲労から歯痛に発展する1番の理由は、目に手を当てて刺激をし視神経を興奮させるや目をパソコンの画面のような対象に近づけるなどから来ています。
あなたの歯痛が眼精疲労から来ていると分かってきたので、次はその医学的な根拠を見る段階に入っていきます。
眼精疲労の歯痛は顎のズレと視神経興奮での自律神経の乱れ(理由)
眼精疲労の歯痛の医学的な原因は、目の機能低下で首を無理な位置にして顎関節のズレと目に刺激を与えて視神経の興奮による自律神経の乱れです。
眼精疲労による歯痛の98%は顎関節への負担からきています。
今挙げましたように、眼精疲労による歯痛の原因は、2つあります。
- 無理な首の位置
- 視神経の興奮による自律神経の乱れ
この2つの原因は前提にあるのはパソコンの長時間、長期間使用で、目の使用頻度の多さです。
上記に挙げたように眼精疲労のセルフチェックで該当項目に当てはまるなら、眼精疲労が起こり、目が見えにくい状態ですので、パソコンの画面に目を近づけてしまいます。この無理した姿勢で首に負担がかかり、筋肉のバランスで顎関節の運動が実現させにくくなります。
または、目の疲れ、目のかすみ、手で目を押さえて、見えやすくするという経験的に改善できると認識されている行為をします。
目を押したくなるのは、視神経や視神経に関連する血管に軽い圧をかけると、圧をかけるポンプ作用で一時的に興奮さえ、見えやすくなります。しかし、この行為もやり過ぎると、自律神経の興奮が抑えられない状態になります。
では、2つの原因を見ていきましょう。
首の位置をパソコン画面に近づけて首の位置が悪くなる
首の位置が身体の中心から前方に離れると、首の筋肉や頸椎という脊柱に負荷がかかり、顎関節がズレ、歯痛に発展します。
座り姿勢で顔をパソコンの画面に近づけると、座面に接地する骨盤の下の坐骨が同じ位置に残されたままで首から上のパーツだけが前方に動きます。
このような姿勢では、首を可動させる背骨である7つある頸椎や頭蓋骨や頸椎、鎖骨に付く筋肉が無理に引っ張られます。
運動ができる関節には個人差で可動性が違います。
今挙げた関節である頸椎、鎖骨は、それぞれの可動性に合わせて首が前に出た不良姿勢においてたくさん動かされる関節とあまり動かない分、動かされた関節を引っ張っておく関節に分かれます。
首が身体の中心より前に出た不良姿勢
- 可動性のある関節:動かされ過ぎる
- 可動性の少ない関節:動かされ過ぎた関節を引っ張り止める
首が前方に位置する不良姿勢では、今挙げた可動性によって負荷がかかる部位は個人によって変わります。
不良姿勢によって筋肉の短縮や過緊張は絶対にこの部位とは言えませんが、最終的に顎関節のズレを起こすことに変わりはありません。
その結果、不良姿勢となり、4〜6kgもある人間の頭が身体の中心より随分前に動き、そこでパソコン作業をしている間、保持されるわけですので、頸椎や首周囲の筋肉にかなり負担がかかります。
そして、首に長時間、長期間かかる負荷によって、顎関節をバランス良く釣り合わせていた力が無理な方向に引っ張られてしまいます。
顎関節には上顎と下顎という上下に噛み合わせる大きなパーツがありますが、その上下関係の位置が不適切な部分に置かれ、負担になります。
視神経を興奮させ、自律神経の過度な興奮をさせてしまう
パソコンを長時間を行ない、眼精疲労が出てきますと、目が見えにくく、目がかすんでしまう症状を改善するために、目を手で押してしまいます。
目を押すと、目から脳内に向かっている神経線維の中でも外から内に感覚を連絡する求心性線維を興奮させます。
視神経の求心性線維は、大脳皮質の1番後ろに交差して連絡して連合野と言われる記憶を収束させる部位への連絡と、視神経交叉を通じ、感覚の中枢を介して、自律神経に連絡されます。
その結果、視神経を興奮させるように自律神経は視神経に向かって緊張を高くします。
この状態で顔面に神経線維を伸ばしている三叉神経を興奮して、顎関節周囲の血管拡張し、炎症物質を運ぶのです。
眼精疲労によって歯痛が起こるのは、目の疲れで視力低下や目にかすみを一時的に改善するために目を押すことで三叉神経を興奮させる反応から来ています。
眼精疲労で歯痛が起きている原因を2つ書きましたが、少し複雑だなと思っていますよね。
眼精疲労で起きる歯痛は、顎関節のズレと三叉神経の興奮だと覚えておいてください。
次の章では、この2つの原因をさらに詳しく見ていきたいと思います。
眼精疲労が顎関節のズレと三叉神経の興奮で歯痛を生む(説明)
眼精疲労は顎関節のズレと三叉神経の興奮で歯痛に関係する神経と血管が痛みを生み出しています。
眼精疲労で首の筋肉の負担が生まれ、顎関節の軸運動が不適切な状態と三叉神経の興奮で歯痛に関連する神経と血管に痛みを作り出すのです。
顎関節のズレと三叉神経の興奮で歯痛が現れるのは分かってもらえましたが、なぜそれらが原因で歯痛が出るのかを知りたいですよね?
口腔顔面痛学会が発表した歯が原因以外の歯痛を非歯原性歯痛とし、ガイドラインをまとめています。
医学的な根拠を見て、あなたの眼精疲労による歯痛を知っていきましょう。
では、非歯原性歯痛には8つあるとされています。
非歯現性歯痛
1.筋・筋膜性歯痛
・咀嚼筋に使い過ぎ
2.神経障害性歯痛
・発作性;三叉神経痛
・持続性:帯状疱疹またはその後遺症・神経周囲の炎症・潰瘍・骨折
3.神経血管性歯痛
・頭痛の関連性の痛み
4.上顎洞性歯痛
・上顎の骨の奥にある副鼻腔に炎症や潰瘍
5.心臓性歯痛
・狭心症・心筋梗塞・心膜炎などの心臓の病気が原因で起こる関連痛
6.精神疾患または心理社会要因による歯痛
・不安や気分が落ち込む抑うつといった、心理社会的要因が背景にあって起こる関連痛
7.突発性歯痛
・さまざまな検査をしても原因が分からない歯の痛みを突発性歯痛
8.その他のさまざまな疾患によりにより生じる歯痛
・巨細胞性動脈炎や悪性リンパ腫・肺がんなど、病気が原因で起こる歯の痛み
1.筋・筋膜性歯痛
パソコンを長時間使用し目の疲れとかすみなどの見えにくさで、首の位置が悪くなり、食事行為で咀嚼筋の過緊張が原因の歯痛です。
歯痛が起きなくても、顎関節が動くときに違和感や痛みが出てきます。
眼精疲労から歯痛を引き起こした女性にヒアリングすると、歯痛の前に顎関節に「カキッ」という音がなっていたと言っています。
2.神経障害性歯痛
三叉神経の興奮と帯状疱疹(たいじょうほうしん)や他の神経周囲の炎症や腫瘍、顔面の怪我による骨折などが原因の歯痛です。
三叉神経の興奮は、これまでに書いてきましたが、目の疲れとかすみを改善しようとして目を押さえる刺激からきます。
パソコンの使用頻度を修正したり、パソコンを置く位置やデスクの高さ、イスの位置や高さを目に負担を減らすと三叉神経の興奮は抑制できます。
帯状疱疹や神経炎はウイルスの侵入か体内の免疫異常からきます。
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、体内の水痘(すいとう)や帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症。
このウイルスは子どもの頃にかかると、水疱瘡(みずぼうそう)を発症し、水疱瘡が治った後もウイルスは脊髄から枝を伸ばす神経節に潜んでいます。免疫力が低下するとこのウイルスが神経線維に侵入し、皮膚上に表出し神経痛を作ります。
この帯状疱疹が顔面に起きると歯痛に繋がる三叉神経にウイルスが侵入し痛みます。
参考記事:帯状疱疹の原因|帯状疱疹.jp
3.神経血管性歯痛
片頭痛や群発頭痛の症状の1つとして生じる歯痛です。
片頭痛は自律神経の交感神経の興奮の持続による状態か体温上昇時に交感神経が反応する状態かによる血管拡張から痛み物質が発生します。
血管拡張が顎関節周囲で起こると歯痛に近い痛みが出てきます。
歯が原因の歯原性歯痛との判別が難しく、歯の治療をしても改善はありません。
日常生活から片頭痛を改善する生活習慣を修正が必要です。
片頭痛が原因なら、片頭痛の医学的な知識を知っておくと何をやるべきかが見えてきます。
片頭痛にはつま先を低体温にすると改善しやすい|血管収縮で痛みは抑制できると片頭痛が飲酒でひどくなる隠された真の原因とは?肝臓と膵臓の分解酵素が効かないで詳しく書いています。また見ておいてください。
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4.上顎洞性歯痛
上顎洞とは、副鼻腔といい、左右の上のあごと奥歯の上にある空洞です。
この上顎洞の疾患で歯痛を起こるケースでは、風邪による炎症と鼻の疾患の影響です。
風邪を引き起こすウイルスが副鼻腔に炎症させるのが1つ。
鼻の疾患では、慢性副鼻腔炎と言われるちくのう症です。
慢性副鼻腔炎の原因は、感染症、アレルギー、大気汚染、鼻の構造上の問題が挙げられます。
副鼻腔炎が慢性する体質からは、喘息、嚢胞性線維症、免疫機能低下を抱える人に多いです。
過去に風邪をこじらせて、副鼻腔炎を潜在的に起こっていた症例もあります。
歯痛の背景にはストレスによる免疫異常から喘息にかかっているという症例も聞きますので、あなた自身に環境を見直し、ストレスマネジメントをしてください。
喘息は、咳が寝る前に止まらない症状が出てきます。ただの風邪ウイルスによる喉の炎症で咳が止まらないという症状もあります。咳があまりにも止まらないなら、自己免疫を病院で診断してもらうのが良いです。
- 風邪:内科
- 副鼻腔炎:耳鼻科
- 免疫異常:大学病院病院
- 病気なし免疫向上:パーソナルトレーニング
咳が止まらない症状がある人は、夜になると止まらない咳。1週間以上咳が止まらないのはどこが悪いの?で詳しく書いています。また見ておいてください。
5.心臓性歯痛
狭心症や心筋梗塞などの心臓に関連する歯痛が多く発症するのが分かっています。
動脈解離や心膜炎から生じた歯痛の症例もあります。
心臓性歯痛の症状の特徴は、発作性で瞬間的に歯痛が強く起こります。
よくあるケースが、歩行や階段、意図的な運動などで身体活動をさせたときに起こる場合が多いです。
心臓性歯痛の疑いがあるなら、迅速に病院で治療をさせるために、心臓内科に受診してください。
6.精神疾患または心理社会要因による歯痛
精神疾患で歯痛が起こる疾患は、統合失調症、うつ病、身体症状症です。
それぞれの疾患で身体症状の1つとして歯痛が現れる症例があります。
統合失調症とは-原因・症状・治療方法などの解説|すまいるナビゲーター
7.突発性歯痛
8.その他のさまざまな疾患によりにより生じる歯痛
ここからは、顎関節のズレに関わる首周囲の筋肉を解説します。
その後、視神経と三叉神経のメカニズムを分かりやすく見ていきます。
咀嚼筋(咬筋)
咀嚼筋は下顎神経と言われる枝の支配を受けています。
解剖学的に咀嚼筋とは、4つの筋肉から構成されています。
- 咬筋(こうきん)
- 側頭筋(そくとうきん)
- 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
- 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
眼精疲労で歯痛を引き起こすトリガーポイント(緊張圧痛点)となるのは、咬筋と側頭筋です。
咬筋と側頭筋の働きは、下顎を下げる運動を起こすので、噛むときに顎を下げにくくて、噛むときに収縮ができなくなります。
咬筋と側頭筋が短縮すると、顎関節上顎に対して下顎の位置が前後にズレてきます。
そのズレが、歯茎への関連痛や循環不良を生み、歯痛が生まれるのです。
咬筋と側頭筋の位置は、両手で耳の上に平たい部分があって、そこが側頭部。
側頭部にタッチし、頭頂部まで手を滑らせ、その間に指を当て、顎を動かしてみます。
顎を動かしたときに動いてる筋肉が側頭筋。
咬筋は、頬骨にタッチし耳の方まで指を滑らせていき、その間の顎までの範囲に筋肉の膨らみがあります。
咬筋のすぐ前方には内側に指がめり込むくぼみが見つかります。
その間に、咬筋があります。
僧帽筋
僧帽筋は、下行部、横行部、上行部に分けられます。
下行部は緊張が高く、短縮しやすく、横行部と上行部は筋肉が伸びた状態で保持され、弱化しやすいです。
首の位置が身体の中心とかけ離れると、下行部を短縮し、上部頸椎を後頭部との距離を短くし、顎を前方に押し出します。
斜角筋
斜角筋は眼精疲労の歯痛に直接関与する筋肉ではないですが、首の位置で頸椎に負担がかかると、代償して緊張を上げる働きがあります。
斜角筋は、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3種類があり、下方は肋間筋に付着し、上方は第2頸椎まで伸びています。
顎関節を取り巻く、鎖骨、頸椎、頭蓋骨の間のコンパートメント(区画)
胸鎖乳突筋
視神経
三叉神経
眼精疲労で歯痛を起こす首の位置と改善策(具体例)
眼精疲労で歯痛を起こす顎関節の軸のズレは、首と身体の中心が離れ過ぎることで、頸椎全体で強い緊張を作ってします。
首の重さを肩甲骨の内側に下げる緊張で吸収し、第一頸椎を小さな運動にしてパソコンを見ると、顎関節の負担が軽減します。
まとめ:目の使い過ぎで眼精疲労が原因で歯痛が起こっている
デザインの仕事をされていると1日中パソコンを使って作業を行なうと、歯痛が起こる症例があります。
歯痛に関連する目の使い過ぎは、単なる目の疲労とは言わず、眼精疲労と医学的には言われます。
眼精疲労から歯痛に繋がる原因とは、長時間パソコン作業をすることで、姿勢が悪くなっていきます。
目が原因の疲れから焦点が定まりにくくなり、首の位置をパソコンの画面に近づけた姿勢を取ってしまうと、肩や首に必要以上の負担がかかるのです。
その結果、食事をする行為で使う首から顔に付着する咀嚼筋と咬筋が下方か後方に引っ張られて筋肉の長さが短い状態。
食べ物を噛むときに、咀嚼筋と咬筋が顎関節を軸に適切なバランスで伸び縮みができなくなり、歯茎の負担に。
このような原因によって、歯痛が起こる原因です。
眼精疲労で現われる歯痛を改善するには、パソコンを長時間行なった日の寝る前に首周りをあお向けで動かしたり、ストレッチ、そしてあなた自身の手で首周りの筋肉に圧をかけて小さく回すようにしましょう。
あと他の改善策として、あお向けになって、小さいサイズのバスタオルを目に乗せて、眼球に指先を当てて軽い圧を20回3セット。その後、眼球を右回りで小さく円を描く刺激。最後に目の周りに指先を当てて、目の周囲をさするようなソフトな刺激で動かすようにしてみましょう。
眼精疲労からきている歯痛は、
- 首や肩のストレッチ
- 首の小さな運動
- 咀嚼筋と咬筋の圧
- 眼球への軽い刺激と運動
で改善できます。
また実践してみてください。